全国の児童相談所が行う子どもに対する人権侵害を阻止する会
山口県岩国児童相談所の不作為による要保護児童の自殺に関する陳情書
みな様も同感される方は、山口県議会議長あてで送付をお願いします。
山口県岩国児童相談所の不作為による要保護児童の自殺に関する陳情書
〈要 旨〉
1 事件の概要
〇発生日時 平成26年11月12日
〇発生場所 山口県岩国市
〇該当者 原田寛世 当時16才 山口県立岩国商業高校1年生(岩国児童相談所での要保護児童)
〇状況 自宅にて首つり自殺
2 原因
〇小学校2年生(8才)頃から母親・祖父母による,姉妹の対応の差による児童虐待により,姉妹の関係も悪くなり,亡くなる何年も前から,姉妹間で母親とも話をしない状況だった。
〇娘は,母親・祖父母が大嫌いで岩国から出たいと願っており,平成26年4月末,平成26年7月末岩国市から家出を行った。(2回ともに父が保護した)
〇岩国児童相談所が保護しないで岩国市の自宅へ返さなければ確実に自殺は起きなかった。
〇ADHD(注意欠如多動性障害)と診断されたが,上記にも記入しているが,姉妹の対応の差による児童虐待により,うつ状態であったにも関わらず,岩国児童相談所での対応もなく,自殺を防がなかった。うつ状態でなければ自殺はしない。
〇岩国児童相談所での要保護児童であったが,母親との関係改善の指導等行われず,帰りたくないと何年も意思表示しているにも関わらず,自宅に返すことが事態を悪化させた。
〇児童養護施設あけぼの寮も関係していたが,生活指導のみの対応であったため,母親との関係改善の指導は一切行われなかった
〇岩国児童相談所は平成26年4月末の家出時に自殺願望があることは知っていたが,対応していない。
〇結果としてそれぞれの機関が対応(母親との関係改善の指導を行わず自宅へ返したこと)を怠ったことが最悪の事態の自殺という結果となった。
3 理由
山口県が関わっていた,岩国児童相談所での要保護児童が自殺と痛ましい事件にも関わらず,全く対応されていない。
以下の4点を盛り込んだ確実な実施を求めます。
〇岩国児童相談所での要保護児童の自死について,山口県で第三者委員会を開催すること。
〇山口県において第三者委員会を実施し、自殺に至った経緯及び背景等を明らかにし,原因の究明と各行政機関の対応を検証し,すべて公開すること。
〇再発防止の対策を公開すること。
〇国家賠償請求訴訟の原告の内容を認め,原田寛世に公式に謝罪すること。